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ながい いちろう
永井 一郎
生年月日 1931年5月10日(87歳)
出生地 Flag of Japan日本大阪府池田市
民族 日本人
血液型 A型
ジャンル 俳優声優
活動期間 1959年 -

永井 一郎(ながい いちろう、1931年5月10日 - )は、日本男性俳優声優ナレーター大阪府池田市出身。所属事務所劇団三期会東京俳優生活協同組合同人舎プロダクション東京アーチストプロを経て、現在は青二プロダクション

来歴 編集

大阪第二師範学校(男子部)附属国民学校(現在の大阪教育大学附属池田小学校)卒業。大阪府立池田高等学校卒業(入学時は学制改革前の旧制中学校「大阪府立池田中学校」)。京都大学文学部仏文科卒業。

大学時代に演劇を始め、卒業後は役者を志して上京。新劇の劇団を受けるも全て落ち、2年間広告代理店電通に勤務しながら俳優の養成所に通う。養成所を卒業し、愛川欽也俳優座の3期生が集まって結成した劇団三期会に参加。この三期会がアメリカのテレビ映画スーパーマン』にユニット出演していたため、永井も吹替の仕事を始めるようになったという。三期会では25歳と最年長だったため、当初から舞台でも中年や老人の役が多かった。特に海外ドラマローハイド』の老カウボーイのウィッシュボン役が老け役専門になる決定的な出来事だったと語る。以後、声優の仕事でスケジュールが埋まり、舞台や映画の仕事をやれなくなり、自然と声優に専念するようになっていった[1]

2009年第3回声優アワード功労賞を受賞。

特色 編集

サザエさん』の磯野波平を始め、数々の作品に出演する日本声優界の重鎮の1人。アニメ・吹き替え・特撮作品など幅広い分野で活躍。主に中年から老人役を演じることが多い。特に後者では主人公の祖父や師匠、上司、ベテランの先輩など、主役以上の存在感を持つ脇役を演じることが多い。また、関西弁をしゃべる役も時々演じる。

アニメでは、1962年の『アラビアンナイト・シンドバッドの冒険』が初めての出演だった。1963年のテレビアニメ『鉄腕アトム』にもゲスト出演していたが、1964年の『ビッグX』の博士役が初レギュラーとなり、アニメ黎明期から活躍している。その後も、『サザエさん』の波平をはじめ、多くのヒット作品に出演。『機動戦士ガンダム』や『うる星やつら』、『ドラゴンボール』などのヒットアニメだけでなく、バラエティ番組でナレーションを勤めることも多い。

フジテレビ『プロキング』で声優121人が選ぶNo.1声優第4位に選ばれた。主な投票理由は「声を変えずにキャラクターを変える演技力」。

映画「スター・ウォーズ」日本語版制作時には、ヨーダの声役の候補に挙がったのか、ジョージ・ルーカス監督から「ナガイは英語は話せるのか?」と、出演を打診されたことがある(KDDIでのインタビューより)。

人物像 編集

仕事に対する姿勢 編集

東野英治郎から「洋画の吹き替え、アニメのアフレコなど自分の尺で演技出来ない、芝居とは呼べない外道の所業」と声優がバッシングを受けた時、猛烈に反論して論駁し声優仲間たちの立場を守った。ただし、「声優の前に俳優」とあるように芝居の基本が出来ていないと意味がないという見解は他のベテラン同様で、アニメ声優を専門とするアイドル声優たちに対して、舞台での研鑽を積むよう苦言を呈している[2]

1988年には「オール讀物」で「磯野波平ただいま年収164万円」と題した記事でアニメ出演料の安さを訴えている。その後、声優360人を代表して野沢雅子内海賢二らと共にアニメがビデオ・DVD化された際に音声制作会社に声の使用料の支払いを求める訴訟を起こし、2004年に勝訴している。

舞台役者出身ということもあり、舞台にはかなり関心が強い。後輩の劇団公演に参加したり、舞台のセットの後片付けまでも付き合ったりと、かなり面倒見がよいことでも知られている。

出演作品との関わり 編集

サザエさん
著書『バカモン!波平、ニッポンを叱る』(新潮社刊)の中で「『サザエさん』をやっていた時でも年収は160万円ぐらいだった」と告白している。
『サザエさん』で2代目磯野カツオを担当した高橋和枝の葬儀の席では、弔辞を朗読。この中で、波平がカツオに怒鳴る様な口調で「こら、カツオ!親より先に逝ってしまう奴がどこにおるか!!」「カツオ、桜が咲いたよ。どうだ、散歩に行かんか」と呼び掛けた。永井は弔辞を冷静に語ろうとしたが、感極まって涙声になった。実際は高橋の方が永井より2歳(高橋が早生まれの為、学年上は3学年)年上。これは日本テレビ系『人生が変わる1分間の深イイ話』でも紹介された。
2009年11月15日に放送された「実写版 サザエさん」では自動車教習所の所長役として顔出し出演し、片岡鶴太郎演じる波平と対面している。
機動戦士ガンダム
『機動戦士ガンダム』においては、ナレーターやデギン、ドレン等名有りのキャラクターの他、ホワイトベースに乗り込んだ避難民など、数十人に及ぶ端役の声(主に老人役)を担当している。第13話では、「難民キャンプの老婆」役を、性別を超えて担当している。またガンダムブームのさなか、ラジオ番組『アニメNOW!』内でガンプラのCMのナレーションと歌を担当した。歌詞は「ガンダムは走る、ガンダムは戦う、ガンダムは耐える」という内容であった。
アニマックスで放送された『機動戦士ガンダム30周年記念 みんなのガンダム 完全版』において永井のナレーションから「演じたキャラクターが最多」という事を語っていた。
高橋留美子作品
多くの高橋作品に出演しており『うる星やつら』、『らんま1/2』、『犬夜叉』、『高橋留美子劇場』、『1ポンドの福音』など、常連声優の一人である。

性格・趣味 編集

仕事場には常に背広を着て来ることについて、古谷徹ら多くの同僚声優が言及している。また、自家用車にはシトロエンに乗るなど幅汎くダンディな趣味で固めているとの事である。なお、彼の容姿は過去のTV出演の際にど根性ガエルで演じた「町田先生」とよく似ている事が判明している。

趣味はフラメンコギターの演奏[2]。他に、油絵・スキー・ビリヤード等(『VOICE ACTOR DIRECTORY』より)。

電通時代 編集

電通勤務の当初はアルバイト(メッセンジャーボーイ)で、京大卒ということが上司に知れると正社員にされるかもしれないと懸念した永井は、高卒であると嘘を言っていた。しかし京大卒であることが先輩を通じて知られ、永井の懸念通り無理矢理正社員にされたという[3]

出演作品 編集

テレビアニメ 編集

1963年

1964年

1965年

1966年

1967年

1968年

  • あかねちゃん(理事長)
  • ゲゲゲの鬼太郎(第1作)子泣き爺、山彦じいさん、鏡爺、政吉、閻魔大王、橋本大吉、もうりょう、ジャリー虎刈、猫打ち症になった丸田、化け猫、編集長、為助爺さん、ガマ仙人、浦島小太郎博士、毛羽毛現、ぬっぺらぼう、偽の六平じいさん(なまはげ)、地ほうこう他)
  • サイボーグ009(1968年)(張々湖(006)、サイボーグマン、オメガ博士他、ゲストキャラ多数)

1969年

1970年

1971年

1972年

1973年

1974年

1975年

1976年

1977年

1978年

1979年

1980年

1981年

1982年

1983年

1984年

1985年

  • ゲゲゲの鬼太郎(第3作)(子泣き爺)

1986年

1987年

1988年

1989年

1990年

1991年

1992年

1993年

1994年

1995年

1997年

1998年

2000年

2001年

2002年

2003年

2004年

2005年

2006年

2008年

2009年

OVA 編集

劇場版アニメ 編集

1962年
1968年
1971年
1975年
1977年
1978年
1979年
1980年
1981年
1982年
1983年
1984年
1985年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
  • 悪魔くん ようこそ悪魔ランドへ!!(ファウスト博士)
1991年
1992年
1995年
1996年
1997年
1998年
2000年
2001年
2002年
2003年
2009年
2010年
2011年

ゲーム 編集

吹き替え(映画) 編集

吹き替え(ドラマ) 編集

吹き替え(アニメ) 編集

特撮 編集

ラジオ 編集

CD 編集

ナレーション 編集

安住紳一郎アナウンサーの料理修行のコーナーのナレーションを担当。
ガンダム特集(ガントーク)のオープニング・ナレーション
木曜日に放送されるコーナー「行き当たりばったり 1万歩の旅」のナレーションを担当。

CM 編集

特記がない限りはTVCMのナレーションである。

テレビドラマ 編集

番組の予告ナレーションも担当していた。

舞台 編集

その他 編集

著書 編集

  • 朗読のヒント 蕗薹書房(1999年2月)
  • バカモン!波平ニッポンを叱る 新潮社(2002年3月)
  • 朗読のススメ 新潮文庫 (2009年6月)

脚注 編集

  1. 『アテレコ人生半世紀』(ラジオの項を参照)にて、永井自身がコメント。
  2. 2.0 2.1 月刊OUT』より
  3. 2002年7月19日テレビ朝日系『徹子の部屋
  4. ほかに、タクシー運転手(演じているのはアニメーターの大塚康生)の声も担当している。

参考文献 編集

外部リンク 編集

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