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ジャージャービンクス (Jar Jar Binks) は、映画『スター・ウォーズ』シリーズの新三部作(『エピソード1/ファントム・メナス』『エピソード2/クローンの攻撃』『エピソード3/シスの復讐』)に登場する架空の人物。種族は惑星ナブーの原住民であるグンガン人で、性別は男性。身長は196cmである。

『エピソード1/ファントム・メナス』で華々しくデビューを飾った際のアメリカでの不人気はすさまじいものがあり、2000年の第20回ラジー賞では最低助演男優賞を受賞し、さらに映画史上もっとも不愉快なキャラクター1位に選ばれてしまった。この不評から『エピソード2/クローンの攻撃』では重要だがほんの数シーン、『エピソード3/シスの復讐』ではたった一瞬のカットでしか登場していない。

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人物 編集

ジャー・ジャー・ビンクスは非常に人が好くのんびり屋であるが、本人曰く「不器用さ」のために周囲に禍を撒き散らすという欠点があり、大規模な事故を何度も引き起こした。大変なトラブル・メーカーで、周囲から疎まれることもしばしば。そのために、ジャー・ジャーはグンガン人の主要居住地区である水底都市オート・グンガから追放された身の上であった。以来彼は地上の沼地周辺で自給自足の生活を送っていたが、突然現れた宇宙船(通商連合)からの攻撃に慌てふためいていたところを、ジェダイ・マスター、クワイ=ガン・ジンにより助けられる。そのことに恩義を感じ、彼らグンガン人の伝統的な考えである「命の借り」の理念に則り、ジャー・ジャーは、クワイ=ガンと彼の弟子オビ=ワン・ケノービに付き従い、激動の運命に身を投じることとなるのだった。

後に人間とグンガン人との仲介役を果たした功績をボス・ナスより認められ、「グンガンの偉大なる軍隊」を指揮する将軍に任命される。しかし、実際には実権はなく、ターパルス隊長やタブラー・シール将軍が軍を指揮したのだが、シンボル的存在として士気高揚に大きく貢献した。この種族の命運をかけた「ナブーの戦い」は人間とグンガン人によるナブー側の勝利に終わり、彼もまた辛くも生き残っている。

その後も、とんとん拍子で出世し、ナブー王室の元女王パドメ・アミダラからの厚い信頼を受け、惑星ナブー選出の代議員になった。彼は共和国に戦争の影が忍び寄る中、元老院の最高議会でパルパティーン議長に非常時大権を与える緊急動議を熱弁をもって提案し、それまで日和見主義で腰の重かった議会の雰囲気を一変させ拍手喝采を浴びた。しかし彼のこの名演説がその後に続く大きな悲劇の呼び水となっていく。

ジャー・ジャー・ビンクスは善意と勇気と陽気さを兼ね備え、同時に幾らかの臆病さとずぼらさと不器用さを持った、非常に親しみの涌く人物である。しかし必ずしも飛び抜けた能力があるわけではない。にもかかわらず彼は歴史の節目節目で本人の能力を遙かに超える大役を自然と担ってしまう傾向にあるようだ。それもまた彼の個性なのかもしれない。その後の動乱の時代も、アミダラ議員の補佐役として活躍し、故郷ナブーで行われた彼女の葬儀にもボス・ナスと並び参列した。

彼の非常時大権動議の熱弁については、結局ダース・シディアスの悪事に加担してしまい、銀河系の歴史を大きく歪める結果を生んだことも事実である。パルパティーンはこの大権を最大限活用して軍の設立を宣言、果てはクローン大戦・共和国の終焉と繋った。もともと動議は平和を愛する彼自身の持つ善意の表れでしかなかったが、結果として、共和国の終焉の共犯者となってしまう(勿論、彼による熱弁がなかったとしても、どうなっていたかは誰も分からないが……)。

人気に恵まれなかったキャラクター 編集

旧三部作におけるC-3POに相当する立ち位置にいた人物だが、その不人気は悪役として大きな働きをしたヌート・ガンレイ総督にも匹敵するものであり、場を楽しませるキャラクターが重苦しい全体のストーリーに合致せず空回りしたこと、そして彼の提出した動議が先述の悲劇をもたらしたことがその理由とされる。また英語版の映画では、発音や態度が黒人など特定の人種を嘲笑的に扱った過去の映画を思い起こさせるとする批判が起きたという(英語版記事より)。

しかし動議については女王パドメの意向であったことを留め置く。またエピソード3はジェダイやガンレイだけでなくパドメやオーガナなど複数の政治家までもそれぞれの思惑で動く描写が入っており、本来はパルパティーンがこの間隙を縫ってのし上がったストーリーであった。

しかし、完成した映画としてのエピソード3ではストーリーの簡略化のため、政治家の思惑を示すシーンは撮影済みのものまでほぼ全てカットされており、「ガンレイは無惨に殺されパドメは自責に苦しみ抜いて精神を病んだのに、彼は特に悩むこともないまま最後まで生き残った」というある種明快な批判の構図ができてしまったことも不人気の原因となった。エピソード3では他にも複数の出番が予定されていたがすべてカットされたという(英語版記事より)。脚本を途中で変更しながらの制作となった新三部作全体への批判を一身に浴びた不遇のキャラクターであったといえるだろう。

しかしパドメの葬儀には単なる参列者としての登場でなく王家の後ろを一族揃って貴賓として歩くことが許されている。ナブーで嫌われ者だった描写があるエピソード1に比べれば大出世であり、一族がナブーの民衆と王家に認められるためにジャー・ジャーが大きな功績を果たしたことも事実なのである。

その他 編集

ジャー・ジャーはエピソード1~3すべてに登場するキャラクターとしては唯一のフルCGキャラクターである。当初は声優アーメド・ベストがエイリアンスーツを着て演技し、首だけCGで挿げ替える予定でスーツも製作されたが、テストを重ねた結果フルCGで製作される事になった。スーツを着たアーメドが演技したのはリハーサルやCG用リファレンス撮影と、手などの簡単なシーンのみ。

日本語吹き替え版での声優は田の中勇。スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ(TV版)では三ツ矢雄二

外部リンク 編集

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